国土交通省 平成24年度 住宅・建築物省エネ改修緊急推進事業
お急ぎください。1/3補助制度のご相談締め切りは3月9日(土)までです。
冷房が効かない方に朗報です。
エコガラスは、特殊な金属膜=Low-E膜を持つ二重構造のガラス=ペアガラスですが、Low-E膜を工夫することで、夏の暑い余分な太陽熱(近赤外線)を遮断する為、エアコンの効き方が劇的変わります。この点が最大の特徴で、一般的な二重構造ガラスのペアガラスではなしえない効果です。
出典:AGCグラスプロダクツ サンバランス
◆涼しいのが長続きします。
断熱リフォームとは建物を魔法瓶のように保温性能を高めることです。魔法瓶に冷茶を注いでおくと、冷たいのが長続きするのと同じように、冷房の涼しさが長続きします。
下の実例をご覧ください。一枚ガラス窓のお部屋はエアコンのスイッチを切ったとたんに室温が上昇していますが、高機能な窓ガラスなら1時間経った後でも1.5度しか上昇していません。
夏の暑さの原因は、上のように窓ガラスだけではありません。窓の次に多く熱が流入するのは屋根です。屋根が焼けその熱が天井から屋内に侵入してきます。下のグラフは天井裏にグラスウールを原稿の省エネ基準よりも厚めに入れた事例での測定結果です。外気が37℃時、窓閉め切りかつエアコンなしで最上階の室温は30度です。
◆より少ない電気で隅々まで冷えます。
冬の暖かさが違います。優しく包まれるぬくもりです。
また、夏の時期だけではなく、冬の時期にも、室内の暖気が窓ガラスにあたっても、Low-E膜が熱を反転させるため、熱を外に漏らしませんので、暖房機器の負担も激減します。
出典:日本板硝子 真空ガラススペーシアST
上のサーモグラフィーをご覧いただければお分かりのように、全体が赤く=温度が上がっています。とくに注目をしていただきたいのは、窓ガラスだけでなく、壁や床も赤・オレンジになっている点です。今まで、窓ガラスから抜けていた暖気が、高機能な断熱ガラスにあたって、室内側に反転し、結果的に周りの壁や床を暖めているのです。
このように窓のガラスを上手に選択することで、熱=赤外線をコントロールすることができます。
下の写真は一枚ガラスアルミサッシから高断熱窓への交換リフォーム完了の際に撮影した写真です。窓フレームもガラスも、壁・天井と同じまで温度上昇しているのがお分かりいただけると思います。温度の差がなく、空間が暖かさで包まれているのがよくお分かりいただけると思います。
結露の発生を抑えます
結露は、空気が冷たいものにぶつかり、急激に冷やされることで発生します。
すでにお分かりのように、住宅で一番結露が発生しやすいのは窓ガラスです。これは、窓ガラスが一番建物で熱の影響を受けやすく、一番冷たいからです。
もし窓ガラスの温度が、十分に暖かければ、結露の発生を抑えることができます。窓ガラス自体の温度を上げてしまう自動車の電熱線入りの窓ガラスや窓ヒーターはそのよい例です。
もう一つの方法は、熱を閉じ込め、かつ冷たい外気にさらされても窓の温度が下がりにくくし、窓表面温度を上げてしまう方法です。
窓ガラスの違いを検証してみる。
同じ窓に違うガラスをはめ込み、どのようになるのか実験してみました。
平成22年2月2日に撮影しました。この窓はわざとそれぞれに違うガラスをはめ込んであり、その中心には温度センサーを取り付けています。
前日の夜から雪が降り、かなり冷え込んだ日です。午前8時に測定し、この時外気は2℃、室温は20.5度です。
ガラス |
表面温度 |
室温との差 |
一枚ガラス |
10.4℃ |
10.1℃ |
ペアガラス |
16.5℃ |
4℃ |
エコガラス |
19.7℃ |
0.8℃ |
室温とエコガラスの温度差が0.8℃と小さく、そのため結露が発生していません。(参考までにこの時壁の温度は室温と同じ20.5℃です。)
サッシも同様に断熱性能が高い樹脂製または木製が求められています。日本の多くの窓はアルミ製ですが、アルミは窓ガラスと同じように熱を伝えやすく、そのため、窓ガラスをエコガラスに交換しても、ガラスは結露がないのですが、アルミ部分に結露が発生してしまう事がよくあります。 樹脂、木製であれば、フレームの部分で水滴がつくような事はまずありません。
樹脂や木が熱を伝えにくい事はみなさんよくご存じのはずです。鍋の取っ手は樹脂や木でできています。もし、これが同じく金属であれば、火傷してしまう事は誰でも容易に想像できますね。
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